EXHIBITIONS
永井天陽 個展「フープとホール」
広島市中区に新たなアートスペース「THE POOL」がオープン。こけら落としは、永井天陽(ながい・そらや)の個展「フープとホール」を開催する。
永井は1991年埼玉県生まれ。2014年に武蔵野美術大学造形学部彫刻学科を卒業、16年に同大学大学院造形研究科美術専攻彫刻コースを修了。人形や日用品など身近にある既製品を透明アクリルで真空成形し、その型のなかに異質なモチーフを封入することで、互いの特性を曖昧にしてみせる彫刻作品のシリーズ「metaraction」を制作している。
本展では、同シリーズの新作を含めて構成。内と外における「もの」の見え方や、視覚できない存在について探ってきた永井の、これまでの作品群を一挙に鑑賞できる空間が展開される。
「日常のすぐ外側は、まるで夜の海のよう。口を開いた大穴を眺めているようで、漆黒の波のまにまにポツリと浮かんでいるような、浅くて深い恐怖が広がっているように感じます。私は身近な疑問やその不安定さをきっかけに、少しのばかばかしさも残しつつ、制作行為や作品に変換しています。そうしてまだ誰も見たことがないような、そんな存在をつくり出したいです(永井天陽)」。
2021年2月にオープンするTHE POOLは、築60年の木造アパートを改修したアートスペース。領域横断的な企画展・イベント開催を通じて、国内外の注目のアーティストの紹介を実施し、地域にひらかれたアートの実践・批評の場として、芸術文化への貢献を目指していくという。
永井は1991年埼玉県生まれ。2014年に武蔵野美術大学造形学部彫刻学科を卒業、16年に同大学大学院造形研究科美術専攻彫刻コースを修了。人形や日用品など身近にある既製品を透明アクリルで真空成形し、その型のなかに異質なモチーフを封入することで、互いの特性を曖昧にしてみせる彫刻作品のシリーズ「metaraction」を制作している。
本展では、同シリーズの新作を含めて構成。内と外における「もの」の見え方や、視覚できない存在について探ってきた永井の、これまでの作品群を一挙に鑑賞できる空間が展開される。
「日常のすぐ外側は、まるで夜の海のよう。口を開いた大穴を眺めているようで、漆黒の波のまにまにポツリと浮かんでいるような、浅くて深い恐怖が広がっているように感じます。私は身近な疑問やその不安定さをきっかけに、少しのばかばかしさも残しつつ、制作行為や作品に変換しています。そうしてまだ誰も見たことがないような、そんな存在をつくり出したいです(永井天陽)」。
2021年2月にオープンするTHE POOLは、築60年の木造アパートを改修したアートスペース。領域横断的な企画展・イベント開催を通じて、国内外の注目のアーティストの紹介を実施し、地域にひらかれたアートの実践・批評の場として、芸術文化への貢献を目指していくという。

