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EXHIBITIONS

イジー・コヴァンダ「On Air / On Paper」

2020.12.19 - 2021.02.14, 2021.01.18 - 02.12

イジー・コヴァンダ「On Air / On Paper」より

 プラハを拠点に活動する現代アーティスト、イジー・コヴァンダの日本初個展が開催。青山目黒とチェコセンターとの共催で、青山目黒にて「On Air」を、チェコセンターでは「On Paper」の2つの個展を同時に行う。

 コヴァンダは1953年生まれ。70年代の半ばより、独学で制作を開始。スタジオをもたず、プラハの雑踏や路上、公共空間などで簡素なシナリオに基づく、埋もれるかのように控えめなアクションを実施する。

《エスカレーターに乗って途中で振り向いて、後ろに立っている人の目を見る/1977》《長い間太陽を見つめていて泣く/1977》《手の平で作ったカップで川から水を汲み、数メートル下に放つ/1977》など、当時、コヴァンダのアクションは目立たない実践でありながら、どこまでも都市空間のなかで開かれていく仕掛けでもあった。その細やかで気づかれないほどの営みは周囲の状況にも調和しながら、無力であることで、個人の尊さをより肯定的に高めていた。

 コヴァンダは当時のアクションを白黒写真に記録。指示書を添えてリーフレットにまとめており、2000年代にその活動が発見される。以降、重要な国際展などに参加し、また絵画やドローイング、場にそっと介入させた彫刻やインスタレーションなどの制作も活発に続けている。

 青山目黒の「On Air」展(~2月14日)では、スペースと状況そのものを新たに設定した新作に、旧作や近作を交えて展示。チェコセンターでの「On Paper」展(~2月12日)では、近作のドローイングを中心に紹介する。