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EXHIBITIONS

大西晃生「still life」

2021.01.09 - 01.24

展示風景より

展示風景より

展示風景より

「シェル美術賞2020」入選の新鋭作家・大⻄晃生が個展「still life」を開催する。

 大⻄は1996年岡山県生まれ。2019年京都精華大学デザイン学部イラスト学科卒業。大学在学中の18年頃から継続的に描かれる「still life」シリーズの制作を始める。

 同シリーズでは、まずウェブサイトから集めたどこの誰ともわからない顔の画像をプリントアウトする。それをくしゃくしゃに造形した後に撮影し、写真を絵画として描き直す。制作プロセスの内に、サンプリングから立体造形、立体造形から写真、写真から絵画という異なる表現形式の横断によって作品が成り立っている。

 大⻄は、一連の作品を「自身の肖像」と呼ぶ。そこには、大⻄の関心事である「現代社会における自他との関係性」と希薄化し、拡散するアイデンティティが反映されているようだ。

 本展では、大⻄の代表作「still life」シリーズの最初期作から最新作までを一挙に公開する。