EXHIBITIONS

岩熊力也展「忍び難き季節」

2021.01.07 - 01.16

岩熊力也 忍び難き季節ー清明 2020

岩熊力也 忍び難き季節ー立夏 2020

岩熊力也 忍び難き季節ー那須野先生 2020

 岩熊力也は長野県木曽町を拠点に活動するアーティスト。歴史上の有名無名の人物が群像するインスタレーションや、日本の近現代の物事を題材につくり上げた散文をもとに、平面作品のみならず、衣服や家具、ヴィデオを用いた多角的なインスタレーションで知られる。

 とくに絵画においては、デビュー当初から木枠に張った透過性の高い布を支持体に制作。2019年より従来のアクリルペイントではなく、紫外線を浴びることで鮮やかなプルシアンブルーを生成するサイアノタイプを使用し、単色の山水画へと作風を変化させている。

 本展では「忍び難き季節」と題した連作絵画を発表。今作に寄せて、次の言葉を寄せている。

「現在信濃毎日新聞で忍者研究第一人者の文章への挿絵を連載中である。毎回テキストとジャムセッションするかたちで制作している。忍者に関する歴史や通説は作られたものが多いようだ。いまも私たちのまわりはフェイクであふれている。去年の個展に引き続きサイアノタイプを使ってキャンバスに絵画を焼きつけた。日光を浴びて反転する画像でリアルとフェイクの曖昧さを可視化した(岩熊力也)」。