EXHIBITIONS

ムーミン コミックス展

2021.01.16 - 03.14

トーベ・ヤンソン 「まいごの火星人」スケッチ 1957 © Moomin Characters™

 最盛期には120紙もの新聞で紹介され、世界中の読者を魅了した「ムーミンコミックス」。その下絵や原画、未邦訳のストーリーを日本初公開する展覧会「ムーミン コミックス展」が開催される。

 ムーミンと仲間たちの物語は、1945年、ムーミン童話の作者トーベ・ヤンソン(1914〜2001)が小説『小さなトロールと大きな洪水』を発表したことから始まった。47年にはムーミンの新聞連載マンガがスタート。その後、54年に英国の『イブニング・ニューズ』紙で連載が始まり、大きな人気を博して20ヶ国以上で翻訳される。

「ムーミンコミックス」は当初より、トーベの実弟ラルス・ヤンソン(1926〜2000)が主に資料集めと英訳を担当。59年にトーベによる連載が終了した後も、ラルスによって連載は引き継がれて75年まで続いた。ユーモアでコミカル、時に大人向けで風刺のきいたストーリーのコミックスは、ムーミンが広まるきっかけとなり、今日の人気につながっている。

 本展では、「ムーミンコミックス」にスポットを当て、未邦訳のストーリーや、コミックスだけに登場する個性的なキャラクター、またトーベとラルス姉弟の作風の違いなどを紹介。さらに会場には、1950年代にフィンランドのストックマン・デパートのショーウィンドウに飾られていた、ムーミンとスノークのおじょうさんの立体フィギュアも登場する(ムーミンは複製、フィギュアのみ撮影可能)。

 キャラクター設定画や習作、原画など、日本初公開となる貴重な280余点を通じて、ムーミンの奥深い世界を楽しみたい。