EXHIBITIONS

2020イタリア・ボローニャ国際絵本原画展

2021.01.05 - 01.24

あきこ屋(日本) 『遠野物語』(柳田国男/作)

リナ・イタガキ(リトアニア) 『リトアニア大公の宮殿』

フィリップ・ジョルダーノ(イタリア) 『おなじ星、おなじ運命 一緒に長い旅に出かけよう』

ジュンリー・ソング(アメリカ合衆国) 『しっぽのある町の物語』

クァン・モンシュエン(台湾) 『ちいさな旅』

アンドレア・アンティノーリ(イタリア) 『大いなる戦い』触察図

 イタリアの古都ボローニャでは毎年春、世界最大級の児童書専門の国際見本市「ボローニャ・チルドレンズ・ブックフェア」が開催されている。出版社、絵本作家、翻訳家など世界各国の児童書関係者が集い、活発な交流や商談が行われ、この見本市に伴って毎年開催されているのが、国際的な絵本原画コンクール「The Illustrators Exhibition」だ。

 応募要件は子どものために描かれた5枚1組のイラストレーションであること。キャリアを問わず誰でも応募できることから、新人イラストレーターたちの登竜門となっている。

「イタリア・ボローニャ国際絵本原画展」は、「The Illustrators Exhibition」での入選作品の数々を日本国内で展観する巡回展。本展には、様々な技法で描かれた個性的で魅力あふれる絵本や原画作品が集まる。

 また特別展示では、イタリアにおける視覚障がい者に向けた美術鑑賞の取り組みと絵本の紹介として、触察図(原画を立体的に表現したレリーフ状の木製パネル)とさわる絵本を展示。さらに、優れた児童書に贈られる「ボローニャ・ラガッツィ賞」を受賞した絵本を、会場で手に取って見ることができる。