EXHIBITIONS

サイズ!─大きさから作品を見る

2020.11.21 - 2021.01.24

円山応震 粟鶉図屏風 1828

横山大観 秋雨

渡辺省亭 松竹梅の図

神阪雪佳 福

 高崎市タワー美術館が収蔵作品展「サイズ!─大きさから作品を見る」を開催している。
 
 ポスターやちらしなどの印刷物に掲載された作品を実際に展覧会場で見た時、想像よりも大きい、あるいは小さいと感じたことはないだろうか。作品の大きさは実物でしか体感できないため、思った大きさと違う、ということはよくあるだろう。

 作品の大きさは基底材である紙や絹の規格、また、制作意図や目的とも深いかかわりをもつ。公募展では応募の規定を超えない大きさ、家屋に飾るためであれば壁などに掛けられる大きさなど、飾る場所や見られる場所に導かれて作品の大小が決まる。

 本展では、日本画を中心に「大きさ」という観点から作品を紹介する。出展作家は、横山大観、下村観山、円山応震、松本哲男、渡辺省亭、神坂雪佳など。