EXHIBITIONS

エクメネ

2020.12.05 - 12.27
 グループ展「エクメネ」がBLOCK HOUSEで開催。作者当人のコントロールの範疇を超えたものが、作品/制作活動に与える影響や容子をとらえ直すことを目的とした本展には、臼井達也、正直(時里充+小林椋)、マ.psd、竹久直樹の4組が参加する。

 インターネットに生み出されるイメージや映像、それらがつくり出す生態系について考察する臼井、画面やカメラに関する実験と観察を行い、認知や計量化といったデジタル性に関する作品を発表する時里と、モノがある機構や機関に挿入されるなど、その運転へ加担することによって生じる性質の発現や疲弊の様子を観察しながら制作を行う小林によって結成され、「できるだけ正直に演奏する」ユニット・正直、2019年より表現軸を様々に展開するマ.psd、そして株式会社セミトランスペアレント・デザインに所属し、撮影を軸に制作する竹久。

 4組は今年の4月より「14日毎に制作進捗を提出し、ファイル便にアップロードする」というルールを設け、ファイル便上で展示を行ってきた。

 本展では、展示会場をいったん実地へと移すも、いままで続けてきたこととまったく同じように制作進捗を展示する。