花沢忍「ディティデペンデ」

　ペインター・花沢忍の個展「ディティデペンデ」がバンビナートギャラリーで開催される。

　花沢は1989年神奈川県生まれ、多摩美術大学絵画学科に在籍した後、現在は神奈川を拠点に制作活動を続けている。「シェル美術賞2017」にて、能勢陽子審査員賞を受賞。19年には中之条ビエンナーレに参加し、Noborder（阿部真理亜 ＋花沢忍）として、パフォーマンスと絵画を発表するなど幅広く活動している。

　花沢は、人物や動植物をモチーフに柔らかな筆致で、ひっそりと静かに佇むような作品を描いてきた。万物への愛にあふれたまなざしでとらえられた世界は、色彩豊かな絵画となって私たちの眼前に広がる。

　バンビナートギャラリーでは、昨年の個展「うつくしい距離」に引き続き、およそ1年ぶりの新作展となる。