EXHIBITIONS
大和田俊個展「破裂OKひろがり」
アーティスト・大和田俊の初となる美術館個展「破裂OKひろがり」が小山市立車屋美術館で開催される。
大和田は1985年栃木県旧栗山村生まれ。音の物理的・生理学的側面に興味をもち、コンピュータを使った即興演奏やサウンドインスタレーションなど、人間の身体や知覚と時間との関係について考察する作品を制作してきた。
本展タイトルの「破裂OKひろがり」は、大和田が約1年間滞在した、インドのトラックやリキシャー(三輪タクシー)の車体に描かれた「Sound OK Horn」という文言からきたもの。インドにはほぼ信号がなく、車同士がクラクションを鳴らしながらその場その場で交通上のコミュニケーションをとっている。
大和田はその光景を目(耳)にして、「局所的に響きわたる音があちこちで連鎖し、空間を広がっていき、中間的な構造を介さずにインド亜大陸の広大なスケールに至る」という音響的なイメージをもったという。
本展では、こうしたインドでの滞在制作時の移民としての経験をもとに展示を構成。小山市に在住する外国人の状況についてもふれながら、人間と都市・自然環境と情報技術の関係や、地理的条件をリサーチした新作を発表する。
会期中には、美術館から徒歩10分ほどにある平野の一角に、ポンプ小屋の音響作品を設置。小山市の平野を背景に美術館内とは異なる知覚体験を、また地元の人々にとっても見慣れた景色での新たな空間的体験を提供することを試みる。
大和田は1985年栃木県旧栗山村生まれ。音の物理的・生理学的側面に興味をもち、コンピュータを使った即興演奏やサウンドインスタレーションなど、人間の身体や知覚と時間との関係について考察する作品を制作してきた。
本展タイトルの「破裂OKひろがり」は、大和田が約1年間滞在した、インドのトラックやリキシャー(三輪タクシー)の車体に描かれた「Sound OK Horn」という文言からきたもの。インドにはほぼ信号がなく、車同士がクラクションを鳴らしながらその場その場で交通上のコミュニケーションをとっている。
大和田はその光景を目(耳)にして、「局所的に響きわたる音があちこちで連鎖し、空間を広がっていき、中間的な構造を介さずにインド亜大陸の広大なスケールに至る」という音響的なイメージをもったという。
本展では、こうしたインドでの滞在制作時の移民としての経験をもとに展示を構成。小山市に在住する外国人の状況についてもふれながら、人間と都市・自然環境と情報技術の関係や、地理的条件をリサーチした新作を発表する。
会期中には、美術館から徒歩10分ほどにある平野の一角に、ポンプ小屋の音響作品を設置。小山市の平野を背景に美術館内とは異なる知覚体験を、また地元の人々にとっても見慣れた景色での新たな空間的体験を提供することを試みる。