EXHIBITIONS

阪中隆文 個展「アトピアを探して」

阪中隆文 アトピアを探して 映像インスタレーション 映像プロジェクション、液晶ディスプレイ、サウンド 2020

阪中隆文 アトピアを探して 映像インスタレーション 映像プロジェクション、液晶ディスプレイ、サウンド 2020

阪中隆文 アトピアを探して 映像インスタレーション 映像プロジェクション、液晶ディスプレイ、サウンド 2020

阪中隆文 アトピアを探して 映像インスタレーション 映像プロジェクション、液晶ディスプレイ、サウンド 2020

 青森公立大学国際芸術センター青森の2020年度のアーティスト・イン・レジデンスプログラム「OPEN CALL: CALL for OPEN」に参加中のアーティスト、阪中隆文の個展「アトピアを探して」が開催されている。

 阪中は1989年東京生まれ。多摩美術大学造形表現学部映像演劇学科卒業。暗渠、ビルの天井裏、床下、古墳、空き地など都市や建築の周縁的領域に着目した、写真・映像・インスタレーションの制作を行う。遊びのような行為によって、社会の変化のなかで生まれる空白の空間を個々の身体や感情とコラージュのように結びつけている。近年の主な展覧会に、個展「スーパープレイ」(Token Art Center、東京、2019)、「引込線/放射線」(第19北斗ビル、埼玉、2019)など。

 今回の滞在で阪中は、「かゆみ」とそれにまつわる無意識の身体の動きをテーマに制作を行っている。本展では、身体の制御不可能性をあらわにするものとして、「かゆみ」に焦点を当て、映像を中心とした新作インスタレーションを発表。VRグローブを使用して、無意識に皮膚を掻く動きを取り出し外在化する方法を変えることで、これまで掬い上げることができなかった「かゆみ」の身体性にアプローチする。