EXHIBITIONS

花田和治の世界「色と形、ユーモアとポエジー」

2020.11.14 - 2021.01.11, 2021.01.23 - 03.28

花田和治 映美のFANTASY 2005

花田和治 エプロン 1975(昭和50)

花田和治 月夜 1983~84(昭和58~59)

花田和治 波-3 1990 個人蔵

花田和治 チーコ 1991 個人蔵

花田和治 開かれた窓 1993 個人蔵

 軽井沢ニューアートミュージアムが、独自の視点でいま注目すべき作家をクローズアップする企画展シリーズ「今、世界で評価され続けているアジア人作家」の今回は、「花田和治の世界『色と形、ユーモアとポエジー』」展を開催する。

 花田和治は1946年、北海道札幌市生まれの画家。65年に東京藝術大学に入学し、小磯良平(1903〜1988)のもとで油彩画を学んだ。71年に同大学大学院を修了した後、74年に札幌に戻り、その後2017年に没するまで北海道で制作を続けた。

 在学中から図形的な絵画を試みていた花田は帰郷後、明るい色面を方形で構成する絵画を手がけ、やがて北海道の自然や自身の日常をテーマにその本質をシンプルな形態に抽象化する表現を生み出した。戦後の抽象表現主義やハードエッジといった潮流に影響を受けながら、琳派や京都画壇の画家・福田平八郎(1892〜1974)などにも深い関心を寄せていた花田の表現は、身近な現象を叙情豊かに汲み取る詩的感性と、透徹した視覚効果に裏打ちされ、戦後日本で数多く描かれた抽象絵画のなかでも稀有な清涼感と独自性にあふれている。

 本展では、遺族の協力を得て集められた、花田の初期から晩年に至るまでの作品約100点を展示。関係資料を交えて活動の足跡をたどりながら、花田の抽象絵画の魅力を紹介する。