EXHIBITIONS

高松次郎 展

2020.10.29 - 2021.01.23

展示風景より

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 日本の現代美術の重要作家のひとり、高松次郎の個展がイケダギャラリー 東京で開催されている。
 
 高松は1936年東京都生まれ。パブロ・ピカソの作品をきっかけに現代美術に興味をもつ。東京藝術大学美術学部絵画科油画専攻に入学し、小磯良平に師事。「高松次郎」の名前で、「第10回読売アンデパンダン展」(東京都美術館)に出品する。大学卒業後はインダストリアルデザイナーとして働く傍ら作品を制作。62年に、大学の同級生であった中西夏之らとハプニング《山手線事件》を決行し、翌年に赤瀬川原平、中西夏之とハイレッド・センターを結成する。

 64年には代表作となる「影」シリーズを発表。その後、絵画の形式をもつもの、彫刻に似た立体物、文字を用いた版画や写真など多様な作品を手がける。第34回ヴェネチア・ビエンナーレ(1968)、人間と物質展(第10回日本国際美術展)(1970)、ドクメンタ6(1977)などに参加する。98年没。

 本展では、高松の活動最初期にあたる1960年から1997年の晩年の作品まで、「点」「空間」「平面上の空間」「形」「原始」「熱帯」「影」のシリーズから、代表作を含む27点の絵画を展示。500号の「影」の絵画は高松の作品のなかでも最大サイズであり、迫力のある展示となる。

 また、60年制作の最初期ペインティング《Point – Drama 1960. 3. 3》も紹介。高松の絵画の原点となる作品であり、90年代中頃に公立美術館において3度のみ出品され、本展がほぼ20年ぶりの公開となる。

 各作品の詳細画像はインスタグラム(@ikeda_gallery)にて公開されている。