EXHIBITIONS

卒業生作品展 桑沢2020 × シブセイ

デザインは死なない。New羅針盤

西武渋谷店 A館1〜4階/B館7階 プロモーションスペース/B館3階コンポラックス内/B館5階連絡通路
2020.11.03 - 11.23

卒業生作品展 桑沢2020 × シブセイ「デザインは死なない。New羅針盤」メインビジュアル

©️ Soyoka Mizuno

©️ Kento Nakauchi

©️ Hitomi Kagawa

Katsumi ASABA

GOO CHOKI PAR

 日本最初のデザイン教育機関であり、時代をリードするデザイナーを数多輩出している「桑沢デザイン研究所」。今春、惜しまれつつ中止となった卒業制作展「桑沢2020」が、「卒業生作品展 桑沢2020 × シブセイ『デザインは死なない。 New羅針盤』」として、西武渋谷店で開催される。

 桑沢デザイン研究所は1954(昭和29)年、桑沢洋子によって東京都港区青山北町(現・北青山)に設立。バウハウス思想を継承した日本で最初のデザイン教育機関。時代をリードするデザイナーやデザイン関連の職能人を育成することを教育方針に、開校当時から実務活動に携わるデザイナーや教育者、芸術家らが講義を担当し、当時としては画期的な実践教育とされた。以来半世紀以上にわたりデザイン教育のパイオニア的機関として、国内外の様々な分野で活躍するデザイナーやクリエーターを輩出している。

 本展は、日本を代表するのアートディレクタ-のひとり・浅葉克己の監修のもと、西武渋谷店とタッグを組み、百貨店に桑沢デザイン研究所の卒業生たちによる多様な作品が集結。卒業後それぞれの道を歩み出した学生たちの、貴重な時間を詰め込んで制作した作品がようやく日の目を見る。

 また会期中には、日本のデザインの源流ともなったバウハウスの100周年記念した特別イベントを開催。2020年東京パラリンピックの公式アートポスターや様々な映像作品、洋服のグラフィックまで、多岐にわたる仕事を手がける新進気鋭のデザインユニット・GOO CHOKI PAR(グー・チョキ・パー)の3名と浅葉克己が、卓球をしながらバウハウスについて、そして日本のこれからのデザインついて語り合うスペシャルトークなどを行う。

 なお会場ではスタンプラリーなどの企画や、今年2月に予定していた卒業制作展で流すことができなかったイメージムービーを、『桑沢2020 × シブセイ特別バージョン』としてブラッシュアップし公開。さらに「#PingPongDesign」のハッシュタグのもと様々なクリエーターから寄せられた、若者たちを勇気づけるメッセージをまとめた特別動画をYouTubeにて配信予定(最新情報は公式ウェブサイトにて案内)。