EXHIBITIONS

没後20年 真鍋博2020

2020.10.01 - 11.29

真鍋博 第9回東京国際見本市ポスター 1971

真鍋博 (動物A) 1956

真鍋博 『超発明』表紙原画 1971

真鍋博 アーサー・C・クラーク『地球幼年期の終わり』(創元推理文庫)表紙原画 1969

真鍋博 岩田宏『絵本おいらん物語』挿図原画 1959

 日本のイラストレーターの草分けとして様々な作品を世に送り出した真鍋博(まなべ・ひろし)。その没後20年を記念した大規模な回顧展が愛媛県美術館で開催されている。

 真鍋は1932(昭和7)年生まれ。愛媛県宇摩郡別子山村(現・新居浜市)出身。イラストレーションの世界を舞台に活躍し、1970年の万国博覧会のポスターや書籍の装幀などを手がけた。とりわけ、星新一や筒井康隆のSF小説の挿絵を多く担当し、未来を想像して描いた絵画も残している。

 本展は、真鍋が大学在籍中に制作した油彩画から、星新一や筒井康隆などの装幀の原画に至るまで、約800点の作品群を一挙に展示。日本の高度経済成長と呼応しつつ、新たなデザインを切り開いていった真鍋の画業を、生誕の地で振り返る。