EXHIBITIONS
久保 浩―「眼と手」の力
佐倉市立美術館は開館以来、佐倉・房総ゆかりの作家についての調査・研究を活動の大きな柱とし、その結果としての展覧会も数多く開催してきた。今年は、JR佐倉駅前の彫刻通りや、京成線ユーカリが丘駅のペデストリアンデッキなど市内にも作品が設置されている佐倉在住の彫刻家・久保浩(くぼ・こう)を紹介する。
久保は1932年兵庫県神戸市生まれ。彫刻家・朝倉文夫に師事。63年、日展に初入選以後、日展、日彫展を中心に活躍し、多くの賞を受賞。佐倉市内をはじめ、各地の公共彫刻も手がけ、また千葉県美術会の常任理事や佐倉美術協会工芸・彫刻部会で長年にわたり理事を務めるなど、地域の美術振興にも尽力する。2019年には「地域文化功労者文部科学大臣表彰」を受ける。
「この世に存在するものはすべて立体である」と語る久保。制作においては、これまで一貫してスケッチなど平面の習作は描かず、鋭い観察眼でもののかたちを無限の視点から立体としてとらえ、それをそのまま強い存在感を放つ彫刻として表現している。
本展では、今年、米寿を迎えた久保の作品を一堂に集めて展示。普段はまちの風景に溶け込んでいる作品や、毎年の地域の美術展などで発表された作品をはじめ、広汎な知識に裏打ちされた作品、さらに自身の愉しみと創作欲からつくられた彫刻以外の作品も並ぶ。
久保は1932年兵庫県神戸市生まれ。彫刻家・朝倉文夫に師事。63年、日展に初入選以後、日展、日彫展を中心に活躍し、多くの賞を受賞。佐倉市内をはじめ、各地の公共彫刻も手がけ、また千葉県美術会の常任理事や佐倉美術協会工芸・彫刻部会で長年にわたり理事を務めるなど、地域の美術振興にも尽力する。2019年には「地域文化功労者文部科学大臣表彰」を受ける。
「この世に存在するものはすべて立体である」と語る久保。制作においては、これまで一貫してスケッチなど平面の習作は描かず、鋭い観察眼でもののかたちを無限の視点から立体としてとらえ、それをそのまま強い存在感を放つ彫刻として表現している。
本展では、今年、米寿を迎えた久保の作品を一堂に集めて展示。普段はまちの風景に溶け込んでいる作品や、毎年の地域の美術展などで発表された作品をはじめ、広汎な知識に裏打ちされた作品、さらに自身の愉しみと創作欲からつくられた彫刻以外の作品も並ぶ。