EXHIBITIONS
斉木駿介「スクロールする風景」
斉木駿介は1987年福岡県生まれのアーティスト。2010年九州産業大学芸術学部美術学科卒業。現実やインターネット上で目にした風景や記号をモチーフに、それらを解体・再構築して絵画の制作を行う。絵画というメディアを用いて「現在」を記録することを制作の動機とし、また、描くという行為を通すことによって、自分が感じている現在の空気感やイメージへの解像度をより正確に伝えることができるるのではないかと考えている。
斉木は2019年、「日常」の表層に焦点を当て、災害や戦争を引き合いに日常の脆さをテーマとしたふたつの個展「日常とフィクション」(新宿眼科画廊)と「日常とディストピア」(KANZE ARTS)を開催。これらに続く本展では、新型コロナウイルスによって不安の尽きない「日常」のなかで制作された作品を発表する。
自身が昨年の個展でコンセプトとし、強固であったはずの日常が失われる事態に恐ろしくなったという斉木。今回の新作群を通して、パンデミック以降、真実と嘘が混在しながら、ディスプレイ越しに次々と流れ蓄積されていく情報について、自身が感じ取ったことを表現する。
斉木は2019年、「日常」の表層に焦点を当て、災害や戦争を引き合いに日常の脆さをテーマとしたふたつの個展「日常とフィクション」(新宿眼科画廊)と「日常とディストピア」(KANZE ARTS)を開催。これらに続く本展では、新型コロナウイルスによって不安の尽きない「日常」のなかで制作された作品を発表する。
自身が昨年の個展でコンセプトとし、強固であったはずの日常が失われる事態に恐ろしくなったという斉木。今回の新作群を通して、パンデミック以降、真実と嘘が混在しながら、ディスプレイ越しに次々と流れ蓄積されていく情報について、自身が感じ取ったことを表現する。