EXHIBITIONS

悲運の画家たち

2020.10.24 - 11.30, 2020.12.02 - 2021.01.11

木村武山 天女散華 福田美術館蔵 前期展示

五姓田芳柳 汐干狩図 福田美術館蔵 通気展示

岸田劉生 村娘之図 福田美術館蔵 通気展示

 福田美術館と嵯峨嵐山文華館による初の共同企画展「悲運の画家たち」が開催。悲運の人生を創作の糧に変え、優れた作品を生み出した画家たちを紹介する。

 嵯峨嵐⼭⽂華館では「忘却にも負けず」と題して、かつては⾼く評価されていたにもかかわらず、時の流れに埋没し、いまはあまり知られていないという悲運に⾒舞われた画家たちにフォーカス。江戸時代に、現在の金沢で活動した岸駒(がんく、1749もしくは1756〜1839)や、浮世絵と洋画の両方を習得した五姓⽥芳柳(ごせだ・ほうりゅう、1827〜1892)、また近代京都画壇を牽引したひとり、⼭元春挙(1872〜1933)など個性あふれる画家たちの秀作を展示する。

 なお福田美術館の「逆境にも負けず」では、悲運に見舞われた著名な画家の作品をはじめ、悲劇的な場面を画題にした作品も取り上げる。