EXHIBITIONS

ドイツ 20世紀 アート ー 人・対話・未来 ー

~フロイデ!ドイツ・ニーダーザクセン州友好展覧会~

2020.10.17 - 12.06

ヴァシリー・カンディンスキー 尖端 1920 大原美術館蔵

クルト・シュヴィッタース メルツ394、ピナコテーク 1922 広島県立美術館蔵

板東俘虜収容所関係資料 M.A.Kオーケストラ(弦楽)第30回コンサート 1919年5月11日 鳴門市ドイツ館蔵

 徳島県は第一次世界大戦下において、板東俘虜(ふりょ)収容所(徳島県鳴門市)でのドイツ人捕虜と住民との交流を端緒に、ドイツとの交流の歴史を深めてきた。

 本展では、20世紀のドイツ美術の魅力を、国際的にも注目されたパウル・クレー、ワシリー・カンディンスキー、マックス・エルンストら巨匠から、ヨーゼフ・ボイス、ゲルハルト・リヒター、アンゼルム・キーファーなど現代作家までの作品約150点で紹介する。

 展示は、「坂東俘虜収容所(1917-20年)とその時代」「二つの世界大戦の時代」「ドイツの現代美術 第二次世界大戦後」などのテーマで構成。また、板東俘虜収容所にて当時のドイツ人捕虜が制作したイベントプログラムや、それに影響を与えたヨーロッパ美術にも注目する。

 加えて、徳島県立近代美術館のコレクションから、ドイツと関わりのある日本人作家の作品を展示。徳島県と友好交流提携関係を結んでいるドイツ・ニーダーザクセン州にあるシュプレンゲル美術館(ハノーファー市)との、鑑賞教育プログラムの交流の成果を紹介するコーナーも設置される。