EXHIBITIONS

浅田撮影局

PARCO MUSEUM TOKYO
2020.09.26 - 10.12

© 浅田政志

© 浅田政志

© 浅田政志

© 浅田政志

浅田政志『浅田撮影局 まんねん』表紙

 写真家・浅田政志の新作写真展「浅田撮影局」がPARCO MUSEUM TOKYOで開催中。会期は10月12日まで。

 浅田は1979年三重県生まれ。日本写真映像専門学校研究科を卒業後、スタジオアシスタントを経て独立。2009年に写真集『浅田家』(赤々舎、2008)で第34回木村伊兵衛写真賞を受賞し、翌年には初の大型個展「Tsu Family Land 浅田政志写真展」を三重県立美術館で開催。PARCO FACTORY(旧渋谷PARCO)、森美術館、入江泰吉記念奈良市写真美術館、香港国際写真フェスティバル、道後オンセナート2018など、国内外で精力的に作品を発表している。現在、『浅田家』と『アルバムのチカラ』(赤々舎、2015)を原案とした映画『浅田家!』が上映中だ。

 本展では、浅田が空想する写真館「浅田撮影局」が出現。どこか懐かしさを感じさせるエントランスから一歩足を踏み入れると、初公開となる最新作「浅田撮影局 まんねん」の世界が広がる。

 新作「浅田撮影局 まんねん」では、浅田自身が地元の撮影局の二代目に扮し、家族の力を借りながら、息子の「朝日」を被写体とした写真を軸に、家族写真/記念写真の新たな可能性を追求。「千年、万年と末長く幸せに過ごしてほしい」と願う父親としての普遍的な願いを込め、息子の成長とともに変化していく、ほほえましさとめでたさにあふれた作品となっている。

 会場内では、写真館風の撮影スポットも設置。今日という特別な1枚の思い出も持ち帰れる「見て、撮って、残す」写真展。