EXHIBITIONS

ザ・フィンランドデザイン展

─自然が宿るライフスタイル─

ヴオッコ・ヌルメスニエミ 「ピッコロ」テキスタイル、「トゥッテリ」ドレス 1953/ 1959 綿・シルクスクリーンプリント、マリメッコ社、フィンランド・デザイン・ミュージアム蔵 Photo by Harry Kivilinna

 美しいデザインの宝庫フィンランド。フィンランドの人々は建国前から大地の豊かさを生活に取り入れ、長きにわたって自然とともにある暮らしを続けてきた。自然の恵みを生かしながら、フィンランドの優れたアーティストやデザイナー、建築家たちは洗練されたデザイン・プロダクツを生産し、世界各地でフィンランドデザインが支持されている。

 本展はヘルシンキ市立美術館の監修のもとで開催。200年にわたりフィンランドという国を支えた染織と、ガラス工芸の分野の名品を主体に、彩りにあふれ、創造性に満ちたデザイン・プロダクツの数々を、フィンランドのタンペレ市立歴史博物館、コレクション・カッコネン、フィンランド・デザイン・ミュージアムのコレクションを中心とする作品約250点と、関係資料約80点で紹介する。

 フィンランドと同じように自然豊かで、優れた手仕事の残る鳥取県において、四季の変化の激しい自然環境と共存するフィンランドの人々の豊かな生活思想と、温かみと洗練さを兼ね備えたフィンランドデザインの世界を楽しみたい。