EXHIBITIONS
第21回グラフィック「1_WALL」グランプリ受賞者個展
田中義樹展「ジョナサンの目の色めっちゃ気になる」
第21回グラフィック「1_WALL」でグランプリを受賞した田中義樹の個展が開催中。会期は10月17日まで。
田中は1995年三重県生まれ、2017年武蔵野美術大学彫刻学科卒業。インスタレーションを主軸に制作を行う傍ら、お笑いコンビ「そんたくズ」の田中寿司ロボットとしても活躍。最近の活動に、コント公演「死ぬのはお前だ! アジア初の逆デュシャン展」(川崎市岡本太郎美術館、神奈川、2020)、個展「僕はアイドル(略)そばにいるよ。」(Art Center Ongoing、東京、2020)などがある。
2019年5月の香港でのデモを題材にした作品《気分はサイトシーン》で第21回グラフィック「1_WALL」のグランプリに選ばれた田中。3種類の紙幣を拡大したドローイング、犬のオブジェ、レジデンスで香港に滞在していた時から、展覧会に至るまでの日記で構成された展示は、審査員から「現在進行形の難しいテーマを扱いながら、良い意味で軽快な表現に昇華している」「社会問題を自身で深く掘り下げた作品」と評価された。
大学で彫刻を専攻し、並行して自らが立ち上げた劇団で役者として舞台に立っていた田中は、発表の形式にとらわれることなく活動してきた。それらの活動は資本主義社会の問題を扱いながらも、メッセージを強く訴えるのではなく、現代美術作品やポップミュージック、映画など、様々なイメージをサンプリングしながら、おかしみに転換している。
本展では、田中にとって初めて劇場で鑑賞した演劇である、チェーホフの「かもめ」をモチーフに、そこから連想ゲームのようにイメージをつなげて制作した作品群を展示。また会期中の10月6日には、アートディレクター、グラフィックデザイナーの上西祐理をゲストに迎え、作品のアイデアがかたちになるまでの過程をテーマに、オンライントークイベントを行う。
田中は1995年三重県生まれ、2017年武蔵野美術大学彫刻学科卒業。インスタレーションを主軸に制作を行う傍ら、お笑いコンビ「そんたくズ」の田中寿司ロボットとしても活躍。最近の活動に、コント公演「死ぬのはお前だ! アジア初の逆デュシャン展」(川崎市岡本太郎美術館、神奈川、2020)、個展「僕はアイドル(略)そばにいるよ。」(Art Center Ongoing、東京、2020)などがある。
2019年5月の香港でのデモを題材にした作品《気分はサイトシーン》で第21回グラフィック「1_WALL」のグランプリに選ばれた田中。3種類の紙幣を拡大したドローイング、犬のオブジェ、レジデンスで香港に滞在していた時から、展覧会に至るまでの日記で構成された展示は、審査員から「現在進行形の難しいテーマを扱いながら、良い意味で軽快な表現に昇華している」「社会問題を自身で深く掘り下げた作品」と評価された。
大学で彫刻を専攻し、並行して自らが立ち上げた劇団で役者として舞台に立っていた田中は、発表の形式にとらわれることなく活動してきた。それらの活動は資本主義社会の問題を扱いながらも、メッセージを強く訴えるのではなく、現代美術作品やポップミュージック、映画など、様々なイメージをサンプリングしながら、おかしみに転換している。
本展では、田中にとって初めて劇場で鑑賞した演劇である、チェーホフの「かもめ」をモチーフに、そこから連想ゲームのようにイメージをつなげて制作した作品群を展示。また会期中の10月6日には、アートディレクター、グラフィックデザイナーの上西祐理をゲストに迎え、作品のアイデアがかたちになるまでの過程をテーマに、オンライントークイベントを行う。