EXHIBITIONS
松井智惠展「Picture -絵の仲間-」
松井智惠は京都市立芸術大学大学院修了。1980年代からインスタレーション作品を手がけ、ヴェネチア・ビエンナーレ、ニューヨーク近代美術館等も含め国際的にも広く紹介されてきた。2000年以降は「ハイジ」シリーズを中心に映像作品を制作。インスタレーション、映像作品と平行して、それらの作品と呼応するようにドローイングを描き続けてきた。
松井は90年代後半からの作品に、比喩として『寓意の入れ物』と名付けている。物語が生まれる場所にある「寓意=物語」が入れられた器としての作品。そこで、『物語』が発生する間際の感覚を探っていたという。
MEMでは2007年に松井の油彩とドローイングで構成される絵画の展覧会を初開催し、その展覧会にも「寓意の入れ物」というタイトルが付けられた。その後14年に、毎日素描を描く「一枚さん」の展覧会を、横浜トリエンナーレ会場と同時展示で開催。
本展は、新作油彩を中心に、さまざまな描画材料を使用した紙の作品も含めた「絵」の展覧会となる。本展のサブタイトルに「絵の仲間」とあるように、松井は以前より油彩、水彩、マニキュア、カーボン紙などいろいろな素材や技法を使って「絵」を描いてきた。松井は「作品」ではなく「絵」を描いていたという。本展はそのような松井が寓話を語るように描く「絵」の展覧会。
松井は90年代後半からの作品に、比喩として『寓意の入れ物』と名付けている。物語が生まれる場所にある「寓意=物語」が入れられた器としての作品。そこで、『物語』が発生する間際の感覚を探っていたという。
MEMでは2007年に松井の油彩とドローイングで構成される絵画の展覧会を初開催し、その展覧会にも「寓意の入れ物」というタイトルが付けられた。その後14年に、毎日素描を描く「一枚さん」の展覧会を、横浜トリエンナーレ会場と同時展示で開催。
本展は、新作油彩を中心に、さまざまな描画材料を使用した紙の作品も含めた「絵」の展覧会となる。本展のサブタイトルに「絵の仲間」とあるように、松井は以前より油彩、水彩、マニキュア、カーボン紙などいろいろな素材や技法を使って「絵」を描いてきた。松井は「作品」ではなく「絵」を描いていたという。本展はそのような松井が寓話を語るように描く「絵」の展覧会。