EXHIBITIONS

アメリ・ブビエ 個展「私はいつも空の方を見てきた」

アメリ・ブビエ Pickering’s Harem #25 2018 ©︎ Amélie Bouvier and Harlan Levey Projects

アメリ・ブビエ 左は《Relative Size #1》、右は《Relative Size #3》(ともに2018) Photo by Gilles Ribero ©︎ Amélie Bouvier and Harlan Levey Projects

アメリ・ブビエ Gains and Losses 2018 Photo by Gilles Ribero ©︎ Amélie Bouvier and Harlan Levey Projects

 国際芸術センター青森(ACAC)のアーティスト・イン・レジデンスプログラム2020「OPEN CALL: CALL for OPEN」に参加するアーティスト、アメリ・ブビエによる個展が開催される。

 ブビエは1982年フランス生まれ、ベルギー・ブリュッセル在住。天文学の領域における歴史研究や、文化的記憶と集団的遺産に関する問い に基づいて実践を行う。

 ブビエは、科学的図像を本質を覆い隠す構造を解明するための拡張した知識であるととらえ、とくに、社会政治的矛盾と知識の裂け目をさらす風景として空と星に興味をもつ。その作品は歴史的事実やデータ、視覚的素材に基づくいっぽう、それらを図像と組み合わせて第三の可能性を示そうとしている。

 本展でブビエは、太陽系や人の記憶をモチーフとした過去作を複数組み合わせ、映像や布などを用いたインスタレーション作品を発表する。