EXHIBITIONS

アートはいつだってムシであふれている

虫尽くし展

2017.09.09 - 10.04, 2017.10.06 - 11.05

葛飾北斎 南瓜花群虫図 天保14年(1843) すみだ北斎美術館蔵 展示期間=10.6-11.5

葛飾北斎 南瓜花群虫図 天保14年(1843) すみだ北斎美術館蔵 展示期間=10.6-11.5

三熊花顚 蝶類図巻(部分) 江戸時代 摘水軒記念文化振興財団蔵 展示期間=10.6-11.5

百足文朱漆蒔絵鞍 江戸時代初期 大阪城天守閣蔵 展示期間=9.9-10.4

辻輝子 万華鏡 蛾 1996 佐野美術館蔵

 古今のアートに息づく「虫」に焦点を当てた展覧会が開催される。

 小さな身体にたくましい生命力を宿す蝶やとんぼ、せみといった虫は、吉兆のしるしや力強さの象徴とされ、神秘的で繊細な姿は、美術工芸品のモチーフとしても様々な形で登場。また、季節を感じさせるものとして古来より人々に尊ばれてきた。

 本展では、「虫にせまる」「虫ものがたり」「虫をデザインする」「虫にみせられて」の4つのテーマで、アートの中の虫を紹介。

 画狂人、葛飾北斎の肉筆画《南瓜花群虫図》(後期展示)や日本の女流陶芸家の草分けで、動植物のモチーフも多く手がけた辻輝子の万華鏡などが展示され、時代やジャンルを超えた虫たちが集結する。