EXHIBITIONS

モノクロームの詩-版画に見る細密表現の世界

2020.09.19 - 11.23

坂爪厚生 情況’ 88アフリカからの贈物Ⅳ 1988

長谷川潔 ニレの木 1941

井上員男 熊谷次郎直実(「青葉の笛」のうち) 1981

丹阿弥丹波子 籠 1976

日和﨑尊夫 KALPA 68-A-2 1968

 青梅市立美術館が再開後初の展覧会「モノクロームの詩-版画に見る細密表現の世界」を開催する。

 本展では、同館の収蔵品のなかから、モノクロームの版画を中心に展示。版に刻まれた細密表現と漆黒の世界を紹介する。

 出展作家は、パリを拠点に活動し、古典的版画の研究に基づく詩的な銅版画を残した長谷川潔、過酷な戦争を経験し、自己の内面や社会を洞察した作品を制作してきた浜田知明、腐蝕銅版の技法を使って独自の作品世界をつくり出す中林忠良、神秘的で耽美な作品を発表し、将来を嘱望されながらも夭折した清原啓子など。