EXHIBITIONS

ことばとイメージ展

2020.09.05 - 10.11, 2020.10.17 - 11.29

オディロン・ルドン 陽を着たる女ありて(『ヨハネの黙示録』より) 1899(後期展示)

アリスティード・マイヨール 農耕詩 1937-43(前期展示)

ピエール=オーギュスト・ルノワール 麦わら帽子を被った女 1880(前期・後期展示)

 聖書や神話などを題材にした絵画や詩に添えられた挿絵など、美術は古くから「ことば」と密接な関係を結んできた。アーティストたちは、たんに「ことば」で書かれた内容を図解するのではなく、それをインスピレーションの源とすることで、自由な創作に取り組んできた。

 北九州市立美術館のコレクションで構成される本展では、20世紀の巨匠たちが手がけた挿絵本や物語をテーマとした作品、言葉を用いた作品などを展示し、「ことば」と「イメージ」の関係を探る。
 
 出品作は、パブロ・ピカソの『ヴォラールのための連作集』やジョルジュ・ルオーによる『ユビュおやじの再生』、アンリ・マティスの『ジャズ』といった20世紀の巨匠たちが手がけた挿絵本、詩や物語から着想を得たオディロン・ルドン、デイヴィッド・ホックニーらの版画集、さらには直接ことばを用いた作品など。さらに、ピエール=オーギュスト・ルノワール、モーリス・ド・ヴラマンク、モーリス・ユトリロらによる近代絵画の名品なども合わせて紹介する。