EXHIBITIONS

ノンヒューマン・コントロール

2020.09.12 - 10.04

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荒木由香里 参考画像

荒木由香里 参考画像

齋藤帆奈 参考画像

齋藤帆奈 参考画像

渡辺志桜里 参考画像

渡辺志桜里 参考画像

 TAV GALLERYが企画展「ノンヒューマン・コントロール」を開催。人間と非人間の関係性を模索する「ノンヒューマン」を主題として、生態や環境への人間の介入の肯定的な可能性を提示する。

 参加作家は、動植物と工業製品を組み合わせた立体作品を手がける荒木由香里、アーティストとして粘菌と人間が協働してプレイするボードゲームの研究活動などを行っている齋藤帆奈、水・生物・植物が循環し続けるインスタレーションなどを制作する渡辺志桜里の3名。

 本展で扱う「ノンヒューマン」は、人間以外のすべてを示す単語であり、人間だけではなく、それ以外も含めた大きな関係性から社会や環境をとらえ直そうとする思想を指す。人間と非人間の共生について、アフターコロナ禍に向けて大きく変化する社会に生きるアーティストたちが、どのように応答しようとしているかに注目する。

 TAV GALLERYマネージャーの西田編集長は、「植物園のような自然はない」という気づきから着想を得て本展を企画したとし、「植物園とは都市がつくりだした人工自然であり、人間は、人工の象徴である都市において、『ノンヒューマン=人間ならざるもの』を資源や機能として利用してきた。このような人間が行為者となって生みだす文化を、その生態と環境への介入も含めて、ポジティブに示したいと考えた(本展ステートメントより一部抜粋)」と述べている。