EXHIBITIONS
森栄喜「シボレス|破れたカーディガンの穴から海原を覗く」
森栄喜による新作展「シボレス|破れたカーディガンの穴から海原を覗く」がNADiff Galleryで開催される。
森は1976年石川県生まれ。パーソンズ美術大学写真学科卒業。写真集『intimacy』(ナナロク社、2013)で第39回木村伊兵衛写真賞を受賞。セクシャルマイノリティーをはじめとする多様性のあり方を主題とした作品を多く制作し、近年では、写真、映像、パフォーマンス作品、文章など多岐にわたる表現方法を展開している。
本展で披露する新作のサウンドインスタレーション作品は、森がこれまで行ってきたパフォーマンス作品から派生した思いや問いかけが、制作の出発点となったもの。言語化さえされてこなかったような、すぐに過ぎ去ってしまう光景、ほんのささやかな思いを綴った言葉が、「合言葉(Shibboleth)」となり、様々なバックグラウンドを持つ男性たちによって、たどたどしい発音で繰り返し発せられ、重なり合い、響き合っていく。会場では、言葉から声へ、そして音へと変容し、言葉が抽象性や匿名性を高めつつも、集積や共有を経て、「親密な音/開かれた合言葉」へ向かう過程を体感できる。
さらに本展では、書評専門紙『週刊読書人』連載の短篇「Letter to My Son」の書籍化を記念して、『Letter to My Son』(KEN NAKAHASHI)のNADiff特別限定版の販売を行う。
森は1976年石川県生まれ。パーソンズ美術大学写真学科卒業。写真集『intimacy』(ナナロク社、2013)で第39回木村伊兵衛写真賞を受賞。セクシャルマイノリティーをはじめとする多様性のあり方を主題とした作品を多く制作し、近年では、写真、映像、パフォーマンス作品、文章など多岐にわたる表現方法を展開している。
本展で披露する新作のサウンドインスタレーション作品は、森がこれまで行ってきたパフォーマンス作品から派生した思いや問いかけが、制作の出発点となったもの。言語化さえされてこなかったような、すぐに過ぎ去ってしまう光景、ほんのささやかな思いを綴った言葉が、「合言葉(Shibboleth)」となり、様々なバックグラウンドを持つ男性たちによって、たどたどしい発音で繰り返し発せられ、重なり合い、響き合っていく。会場では、言葉から声へ、そして音へと変容し、言葉が抽象性や匿名性を高めつつも、集積や共有を経て、「親密な音/開かれた合言葉」へ向かう過程を体感できる。
さらに本展では、書評専門紙『週刊読書人』連載の短篇「Letter to My Son」の書籍化を記念して、『Letter to My Son』(KEN NAKAHASHI)のNADiff特別限定版の販売を行う。