EXHIBITIONS

「多⾯体/polyhedron」by Hiroko Otake

elephant STUDIO 1-2F
2020.08.31 - 09.06

大竹寛子 Butterfly Camouflage vol.1 2020

大竹寛子 Butterfly Camouflage vol.1 2020

大竹寛子 参考画像

大竹寛子 参考画像

大竹寛子 参考画像

大竹寛子 参考画像

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 小松隆宏が率いるアートプロジェクトプロデュース集団WATOWA gallery(WATOWA INC.)は、アートは社会を豊かにする力を持っていると信じ、危機的状況にある社会のなかでアートを部屋に飾ることで、少しでも「HOPEFUL」な気持ちになってほしいという願いを込め、6月よりオルタナティブ・スペース「elephant STUDIO」(東京・渋谷)を会場に注目のアーティストによる展覧会を継続してきた。

 今回は、現代⽇本画家・⼤⽵寛⼦の個展「多⾯体/polyhedron」をプロデュース・ディレクションする。

 ⼤⽵は2006年東京藝術⼤学絵画科⽇本画専攻卒業、11年同⼤学⼤学院美術研究科博⼠課程⽇本画研究領域修了、美術研究博⼠号取得。14年に東京藝術⼤学「エメラルド賞」受賞。15〜16年にかけて、⽂化庁新進芸術家海外派遣制度によりニューヨークに滞在する。

 19年のローマ教皇来⽇に伴い、バチカン市国に作品《Psyche》を寄贈。⻑年研鑽を積んだ⽇本画の伝統的な技法に基づき、箔や岩絵具を⽤いた、儚く神秘的な作品が国内外で⾼く評価されている。

 本展では、これまでの表現方法をさらに進化させ、「多面体(polyhedron)」として様々な側面をスペース毎に展示し、初となるインスタレーションにも挑戦。コロナ以降の新時代における自身の変容や、もののとらえ方・考え方における「普通」「変容」といった相反する事柄のなかにある「普遍」を感じさせる作品群になるという。

「流動的な瞬間のなかにある恒常性」をテーマとしてきた⼤⽵の、新たな展開に注目してほしい。