EXHIBITIONS

木島櫻谷と京都画壇 京都 三条・大橋家コレクション

2020.08.12 - 09.22

木島櫻谷 晩秋(「初夏・晩秋」の一部) 1903(明治36)年 

 京都文化博物館が特別企画展「木島櫻谷と京都画壇 京都 三条・大橋家コレクション」を開催する。

 大橋家とは、宝暦8(1758年)に亡くなった大橋重右衛門を初代とする江戸時代中期から続く旧家。その5代目弥兵衛(糸屋)の息子・松之助分家として初代大橋重助を名乗り、三条御倉町に家を構えたという記録が残されている。

 5代続いた大橋家は、西村總左衛門家が営む染織業(現・千總)と深く関わりながら平成まで続いた。しかし2014年には後継者が不在となり、京都府は2016年にその所蔵資料の寄贈を受けた。

 本展で、寄贈品のなかから、大橋家4代の大橋松次郎と深い交流のあった木島櫻谷をはじめ、谷口香嶠や猪飼嘯谷ら京都画壇の作品を中心に展示。また諸資料を通して、大橋家の歴史をひも解き紹介する。