EXHIBITIONS
山本和香子「復活の兆候」
パリを拠点に活動するペインター・山本和香子の個展がメグミオギタギャラリーで開催されている。
山本は1950年生まれ。71年に渡欧。73年にパリ国立芸術美術大学油彩科へ入学し、卒業時には最優秀賞を受賞した。82年以来、ジャンヌ・ブッシェ画廊に所属し、現在はパリを拠点に制作を行う。
ジャンヌ・ブッシェ画廊は、1925年の創設以来、世界の芸術界のなかで独自な場を占め、かつてマックス・エルンスト、カンデンスキー、モンドリアンはじめ多くの画家を輩出し、現在はジャン・デュビュッフェ、ニコラ・ド・スタールなど数多くの世界的一流画家が名を連ねている。
山本は、宇宙やプラズマなどの抽象的なイメージから壺や椀、植物などの幅広いモチーフを使用し、キャンバスや和紙に油絵具、アクリル絵具で描いた作品や版画作品も制作。コスミックなテーマの作品は、作家自身の夢の体験と自然の妙がもとになっている。
即興的な筆使いで和紙への絵具の染み込みや絵具の滴りなどが効果的に使用された山本の作品は、神秘的な抽象画や、壺や椀、植物などが具象的に描かれ、また作家らしいたおやかで女性的な力強さがあり、30年以上のフランス生活のなかで磨かれた東洋の神秘的なスピリットがほとばしる。
本展では、山本が25年ものあいだ描き続けてきたテーマである「天人」と題された、顔のないポートレートシリーズや、宇宙や顕微鏡写真を思わせる「誕生」シリーズ、またギャラリーの壁一面を使った大作など新作を中心に、これまで日本で見せる機会のなかった貴重な旧作なども多数展示する。なお本展の展示風景はウェブサイトでも公開中。
山本は1950年生まれ。71年に渡欧。73年にパリ国立芸術美術大学油彩科へ入学し、卒業時には最優秀賞を受賞した。82年以来、ジャンヌ・ブッシェ画廊に所属し、現在はパリを拠点に制作を行う。
ジャンヌ・ブッシェ画廊は、1925年の創設以来、世界の芸術界のなかで独自な場を占め、かつてマックス・エルンスト、カンデンスキー、モンドリアンはじめ多くの画家を輩出し、現在はジャン・デュビュッフェ、ニコラ・ド・スタールなど数多くの世界的一流画家が名を連ねている。
山本は、宇宙やプラズマなどの抽象的なイメージから壺や椀、植物などの幅広いモチーフを使用し、キャンバスや和紙に油絵具、アクリル絵具で描いた作品や版画作品も制作。コスミックなテーマの作品は、作家自身の夢の体験と自然の妙がもとになっている。
即興的な筆使いで和紙への絵具の染み込みや絵具の滴りなどが効果的に使用された山本の作品は、神秘的な抽象画や、壺や椀、植物などが具象的に描かれ、また作家らしいたおやかで女性的な力強さがあり、30年以上のフランス生活のなかで磨かれた東洋の神秘的なスピリットがほとばしる。
本展では、山本が25年ものあいだ描き続けてきたテーマである「天人」と題された、顔のないポートレートシリーズや、宇宙や顕微鏡写真を思わせる「誕生」シリーズ、またギャラリーの壁一面を使った大作など新作を中心に、これまで日本で見せる機会のなかった貴重な旧作なども多数展示する。なお本展の展示風景はウェブサイトでも公開中。



