EXHIBITIONS

TARA OCEAN展

- 科学探査船とアーティスト -

二コラ・フロック 参考画像

大小島真木 参考画像

エルザ・ギヨーム 参考画像

ケーナーフ&ショウコ 参考画像

 Tara Océan財団協力のもと、4組のアーティストを迎えたグループ展「TARA OCEAN展」がアニエスベー ギャラリー ブティックで開催されている。

 Tara Océan財団は、2003年にアニエスベーが息子のエティエンヌ・ブルゴワと共同創設した、フランスで初めて海に特化した公益財団法人。同財団は、世界中の科学者や研究所から協力を得て、海洋科学探査船「タラ号」で海を調査し、気候変動や環境破壊が海洋にもたらす影響を研究している。

 財団のミッションである、科学探査の結果を多くの人に「共有」するために、タラ号にはアーティストも乗船。科学者が調べて解明して発信することとは別に、アーティストが感じた海の状態や様子など、タラ号での体験をもとに制作した作品を発表する機会を設けている。

 本展では、これまで科学探査船タラ号に関わりながら作品を制作してきた二コラ・フロック、大小島真木、エルザ・ギヨーム、ケーナーフ&ショウコの4組を紹介。フロックは、人工魚礁とそれを取り巻く生物に着目した写真作品とインスタレーション、大小島は、海の生物が織りなす生命の循環と共生のイメージを作品化したドローイング、ギヨームは「コーラルコスモグラフィー」と呼ばれる水中マップの基礎となった海上体験の記録をもとに描いた水彩画、そしてケーナーフ&ショウコは、タラ号のクルーのポートレイト作品を発表する。

 また本展の開催中、アニエスベー青山店では、日本の子供たちによる作品展を同時開催。地球環境や海洋環境問題へより関心を持ってもらうべく、6〜12歳までの児童とその保護者を参加対象としてオンラインで行った「タラ号ポスターコンクール」での投稿作品を公開する。