EXHIBITIONS

谷内六郎〈週刊新潮 表紙絵〉展

新潮社とのお仕事 あれこれ

谷内六郎 夕映え 1965 © Michiko Taniuchi

 画家の谷内六郎は、1956(昭和31)年に『週刊新潮』が創刊されたときから、81(昭和56)年にこの世を去るまでの四半世紀にわたり、詩情とユーモアに満ちた表紙絵を1000点以上描いた。
 
 横須賀美術館では、谷内が手がけた『週刊新潮』の表紙絵原画を中心に、1年に4回作品を入れ替え、様々な切り口から、その表紙絵の世界を紹介。今回は「新潮社とのお仕事 あれこれ」と題し、『週刊新潮』や新潮社の宣伝のための印刷物やグッズ、その原画を展示する。

 また表紙絵のなかから、記念すべき周年や通巻を祝う号を飾った原画も紹介。その多くは意識して金色が使われ、祝いにふさわしい仕上がりとなっており、原画に添えた「表紙の言葉」には、表紙を描き続けてきた率直な思いや葛藤がしたためられている。

 このほかにも、『週刊新潮』に掲載された谷内関連の特集を取り上げながら、谷内六郎と新潮社の仕事を振り返る。