EXHIBITIONS

西宮市大谷記念美術館の<展覧会とコレクション>2

ひろがる美術館ヒストリー

2020.07.18 - 09.27

植松奎二 揺れるかたち−自重 1995

太田三郎 SEED PROJECT from HYOGO ヨウシュヤマゴボウ 1997年3月3日 兵庫県西宮市中浜町 2000

藤本由紀夫 ECHO(A Right Angled) 2001

パラモデル 残存と消失の風景 #011 2010

山口啓介 4つの黒船 1990

川村悦子 ありふれた季節 II 2016

元永定正 作品65-1 1965

 美術作品を展示して展覧会を開催すること、作品を収集保存すること。美術館の大きな役割でこのふたつは、深く関係し合っている。

 西宮市大谷記念美術館は2018年に、開館当初から2000年代初め頃までの展覧会を取り上げる「ひもとく美術館ヒストリー」を開催。近代絵画をコレクションの核とする同館が、西宮をはじめ阪神間で活躍した作家たちの展覧会を積極的に開催し、新たな作品収蔵へとつなげていった経緯を紹介した。

 これに続く第2弾では、西宮市大谷記念美術館が1997年以降に企画・開催した現代美術作家の個展に焦点を当て、コレクション形成との関わりを検証。時代につれて、地元作家たちの表現が、従来の形式にとどまらない広がりを見せるなかで始められた現代美術作品の収集の歩みを、16作家36点の作品を通して紹介する。

 出展作家は、植松奎二、藤本由紀夫、松谷武判、渡辺信子、太田三郎、大久保英治、杉浦康益、塚脇淳、石原友明、パラモデル、川村悦子、正延正俊、元永定正、山口啓介、栗本夏樹、國府理。