EXHIBITIONS

色と形の冒険―原美術館コレクション

ハラ ミュージアム アーク
2017.07.01 - 09.10

横尾忠則 戦後 1985 © Tadanori Yokoo

横尾忠則 戦後 1985 © Tadanori Yokoo

 現代のアーティストたちは、対象を忠実に写すためではなく、だれかに伝えたいメッセージやイメージを表現するため、あるいは見えないものや形のないものに触れるために、色彩(色)とフォルム(形)の実験や挑戦、冒険を繰り返してきた。

 本展では、水玉と網目模様で幻想的な絵画を制作する前衛芸術家の草間彌生や、1960年代にアンダーグラウンド演劇のポスターを総天然色でデザインをして以来、日本文化をリードし続ける横尾忠則、ポップアートの第一人者ロイ・リキテンシュタインをはじめ、カレル・アペル、ケネス・ノーランド、トム・ウェッセルマン、奈良美智、束芋、柳幸典の作品を展示。

戦争やテロといった圧倒的な暴力に対する怒りや平和への祈り、自然への畏敬、受け継がれてきた美術史へのオマージュ、生きる喜びやときめく恋心など、様々な思いが表現された作品を、それぞれの色と形に注目しながら紹介する。