EXHIBITIONS

三井家が伝えた名品・優品

2020.07.01 - 07.29, 2020.08.01 - 08.31

円山応挙筆 雪松図屏風 (右隻) 6曲1双 江戸時代・18世紀 北三井家旧蔵 国宝

円山応挙筆 雪松図屏風 (左隻) 6曲1双 江戸時代・18世紀 北三井家旧蔵 国宝

粉引茶碗(三好粉引) 1口 朝鮮時代・16世紀 北三井家旧蔵 重要文化財

志野茶碗 銘卯花墻 1口 桃山時代・16~17世紀 室町三井家旧蔵 国宝

虞世南筆 孔子廟堂碑(唐拓孤本) 1帖 唐時代・貞観2~4(628~630)年 新町三井家旧蔵

呉須赤絵帆船図大皿 1枚 明時代・16~17世紀 室町三井家旧蔵

伝孫次郎作 能面 孫次郎(ヲモカゲ) 1面 室町時代・14~16世紀 北三井家旧蔵 重要文化財

 三井記念美術館の開館15周年記念特別展「三井家が伝えた名品・優品」が開催。同館で所蔵する三井家伝来の美術品のうち、国宝・重要文化財を含む、最高の作品を選りすぐって2部構成で紹介する。

 第1部「東洋の古美術」では、中国絵画や墨跡、陶磁器や漆器、中国の碑拓法帖(ひたくほうじょう)、敦煌経(とんこうきょう)など、東洋の古美術品を公開。第2部「日本の古美術」では、日本画や古筆などの書跡、陶磁器や漆器、超絶技巧の工芸など、館蔵品の核となっている作品を多数展示する。

 当初、2020年の東京オリンピック・パラリンピック開催に合わせての特別展は、「おもてなし」の気持ちを込めての企画であった。オリンピック・パラリンピックが新型コロナウイルス禍で延期されることとなったが、展覧会は15周年記念特別展としてそのままの構成で開催する。

 なお館蔵品を東洋美術と日本美術に分けて展示するのは初めてのこと。開館15周年の節目に三井家伝来の館蔵品の特質を、東洋と日本という大局的な視点で改めて示す。