EXHIBITIONS

開館45周年記念

縄文・祈りの造形 小川忠博 写真展

2020.06.25 - 10.13

土偶(縄文のビーナス) 長野県茅野市棚畑遺跡 茅野市尖石縄文考古館蔵 撮影=小川忠博

翡翠(ヒスイ) 山梨県笛吹市三光遺跡 撮影=小川忠博

出土石製品(石棒、石皿、球石)の集合 群馬県天神原 撮影=小川忠博

土偶 山梨県北杜市金生遺跡 撮影=小川忠博

土偶 青森県川原平遺跡 撮影=小川忠博

 日本初の現代美術専門の美術館として開館した池田20世紀美術館。今年の開館45周年記念の一環として、「縄文・祈りの造形 小川忠博写真展」を開催する。

 小川忠博は1942年東京都生まれ。早稲田大学卒業。週刊誌・月刊誌のカメラマンとして取材する傍ら、各種スリットカメラなどを開発し、美術・考古分野に新しい視点を提供してきた。縄文美術の撮影は40年あまりにもおよび、全国延べ1000ヶ所以上を訪問。その功績を認められ、2010年には文化庁長官表彰者に名を連ねる。

 本展では、小川が撮影した縄文土器や土偶などの資料の写真約150点を一堂に展示。縄文人の生活を知る手がかりとなる出土品を、学術・標本写真とは異なる視点で紹介する。