EXHIBITIONS

コレクション展

おしゃべりな絵画

―感じてみよう!作品から聞こえる音・声・会話―

堂本印象 阿蘭陀人持渡 牝五才 牡四才(索心画冊より) 1925 京都府立堂本印象美術館蔵

 伝統的な日本画から抽象画に至るまで、華麗な変遷をたどった画家・堂本印象。約60年にわたる画業において印象は、花鳥や人物、風景、神仏、抽象など、ことに幅広いテーマで数多くの絵画作品を描いた。

 本展では、印象の初期から晩年までの多様な作品を所蔵する京都府立堂本印象美術館のコレクションを、印象が描いた絵画のなかに登場する人たちに注目しながら紹介する。

 印象と同時代の人々をはじめ、歴史上の人物から神、仏、仙人まで。豊かな表情を持つ人々の立場や関係性を探りながら、古今東西をテーマに繰り広げられる絵画それぞれの場面から聞こえてきそうな会話を想像してみることで、さらに印象作品に親しみを感じられるだろう。