EXHIBITIONS
ライアン・サリバン
アメリカ人アーティスト、ライアン・サリバンの日本初個展が銀座のTHE CLUBで開催。自宅にいながら展覧会を体験できる、デジタルツール「Kusntmatrix」を駆使したバーチャルギャラリーも同時に公開する。
サリバンは1983年生まれ。現在、ニューヨークを拠点に活動し、その作品はニューヨーク近代美術館などに収蔵されている。2015年にはICAマイアミ美術館での個展を開催。また19年には、ニューヨークの空中公園にパブリック・アートを展開するハイラインプロジェクトにも参加した。
サリバンのペインティング作品は、様々な色の顔料で着色された樹脂を使い、複数のレイヤーとジェスチャーをひとつの平面へと圧縮する独自の技法を用いて制作される。いまも進化を続けているこの技法は、樹脂が滞留し、筋をなし、混ざり合い、移ろい、その流れによって極めて薄い空隙を埋めていき、最後に「型枠を外す」ことで鮮やかな色彩と躍動的なリズムによる力強いコンポジションをつくり出す。そのいっぽうで、紙に描かれた作品は、樹脂によるペインティングから出たかたちをもとに、制作のプロセスを逆転させて生み出される。
本展では、サリバンが日本初個展のために制作した新たなシリーズや紙の作品など全12点の新作を展示。塗料自体の特性を探求し、長年にわたる実験的な制作プロセスを経て展開される抽象世界に注目したい。
なお5月23日よりギャラリーのウェブサイトにて全作品とバーチャルギャラリーを公開。バーチャルギャラリーは、3D体験を可能にしたデジタルツール「Kusntmatrix」を駆使しての紹介となる。
サリバンは1983年生まれ。現在、ニューヨークを拠点に活動し、その作品はニューヨーク近代美術館などに収蔵されている。2015年にはICAマイアミ美術館での個展を開催。また19年には、ニューヨークの空中公園にパブリック・アートを展開するハイラインプロジェクトにも参加した。
サリバンのペインティング作品は、様々な色の顔料で着色された樹脂を使い、複数のレイヤーとジェスチャーをひとつの平面へと圧縮する独自の技法を用いて制作される。いまも進化を続けているこの技法は、樹脂が滞留し、筋をなし、混ざり合い、移ろい、その流れによって極めて薄い空隙を埋めていき、最後に「型枠を外す」ことで鮮やかな色彩と躍動的なリズムによる力強いコンポジションをつくり出す。そのいっぽうで、紙に描かれた作品は、樹脂によるペインティングから出たかたちをもとに、制作のプロセスを逆転させて生み出される。
本展では、サリバンが日本初個展のために制作した新たなシリーズや紙の作品など全12点の新作を展示。塗料自体の特性を探求し、長年にわたる実験的な制作プロセスを経て展開される抽象世界に注目したい。
なお5月23日よりギャラリーのウェブサイトにて全作品とバーチャルギャラリーを公開。バーチャルギャラリーは、3D体験を可能にしたデジタルツール「Kusntmatrix」を駆使しての紹介となる。