EXHIBITIONS

ジャスフィ・ツェン展「部屋から届く物語」

メールで送付されてきたエッセイ

記録が保管されるボックス

 ジャスフィ・ツェンは、ブルックリンと中国を拠点に、様々な分野を横断しながら活動するアーティスト。近年は、対人関係や集合体でのコミュニケーションで起こる、 避けられないトラブルをテーマに取り組んでいる。

 ツェンは、没入型のインスタレーションや告知なしのパフォーマンス、彫刻的なオブジェやアーティスト・ブックといった様々な方法やメディアを用いて作品を制作。現代美術の文脈の中と外にある私たちの社会的、文化的環境について、人々が関心を向けるようなシナリオを構成し、実現している。

 今回の「CCA 20+プロジェクト」は、いままさに私たちが置かれているパンデミックの状況下で、社会性と人との連帯のあいだにある距離を明確にし、考え直し、そこに挑戦していく新しい領域として、インターネット上の世界とそれ以外の世界のギャップを再考する試み。ツェンが、他人から隔離された自宅での時間についての個人的な文章を世界中の人々から収集し、その文章をすべてCCAギャラリー内のアーカイヴに保存する。

 会期中の毎週、エッセイが蓄積されることで、同プロジェクトは刻々と変化するアーカイヴ。この収集の行為を通して、ひとつのコミュニティのなかにある自分への、あふれる思いを豊かにするような、仮想の集まりをシミュレーションしていく。

※新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止のため、本展は5月18日〜6月18日まで公式ウェブサイト・Twitter・Instagramでのみ観覧可。6月19日よりCCAギャラリーにて公開。最新情報および来館に際しての感染予防対策については、公式ウェブサイトを要確認。