EXHIBITIONS

PICTURE

hitoto
2020.04.18 -

城下浩伺「PICTURE」展より 撮影=三保谷将史

城下浩伺「PICTURE」展より 撮影=三保谷将史

城下浩伺「PICTURE」展より 撮影=三保谷将史

 美術作家・城下浩伺の個展が、特設サイトでのオンライン展示(4月18日~)を経て、hitoto(大阪)で開催。作品の撮影を写真家の三保谷将史が行っている。

 城下は京都出身。京都造形芸術大学情報デザイン学科を卒業。約10年間、未発表のまま絵を描きためた後、2013年より発表を始める。15年に現代美術の国際コンペティション「Art Olympia 2015」で5位に入賞。14年からは関西を拠点とするクリエイターグループ「_act_」のメンバーとしても活動している。

 三保谷は大阪出身。大阪ビジュアルアーツ夜間部写真学科卒業。現在、京都造形芸術大学芸術学部通信教育部写真コースの非常勤講師。主な受賞歴に、2018年度JAPAN PHOTO AWARDなど。近年は古典的な写真技法を通し、日常にありふれる特別ではないものに焦点を当てた作品を制作している。

 本展は城下が墨汁で描き、まだ乾ききっていない状態の絵画を、三保谷が写真に撮ってインクジェットでプリントしたものを展示する企画としてスタート。その後、作品を液晶画面に表示する形態となり、当初のテーマである「描くこと/写すこと」を入れ子にする。

 オンライン展示では、作品の画像を拡大できるだけでなく、VRによってギャラリーにいるかのように作品を鑑賞可能。オンライン展示の会期は4月18日からスタートし、新型コロナウイルス感染症の感染状況を鑑みて、ギャラリーでの展示に移行する予定だ(終了日未定)。