EXHIBITIONS

竹久夢二と乙女たち

あこがれの美人、ときめきのモダンライフ

2020.04.18 - 06.08

竹久夢二 星まつり 大正時代末頃

竹久夢二 セノオ楽譜「夢に見る君」 大正13(1924)年

竹久夢二 中山晋平作曲全集「東京行進曲」表紙 1930(昭和5)年

※2020年4月18日より開催予定の企画展「竹久夢二と乙女たち あこがれの美人、ときめきのモダンライフ」は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴い、展覧会の準備を予定通りに行うことが不可能となったため、開催を中止。詳細は公式ウェブサイトまで。

 大正から昭和初期に活躍した画家・竹久夢二(1884〜1934)。早稲田実業学校専攻科在学中より新聞や雑誌に短文やコマ絵を投稿し、1907年に読売新聞社へ入社後は、同紙にコマ絵や文章を提供した。洋画家の岡田三郎助から、美術学校には通わずに独学で個性を伸ばすことを勧められ、やがて独自の表現を確立していった。

 09年に初の画集となる『夢二画集 春の巻』を刊行。物憂げな美人画は「夢二式美人」と呼ばれ一世を風靡し、『セノオ楽譜』の装丁や『婦人グラフ』をはじめとする女性向け雑誌の挿絵も手がけるなど幅広く活躍した。

 本展では、夢二の美人画のほか、書籍や雑誌、楽譜のグラフィックデザインといった多岐にわたる仕事を紹介。また、同時代の作品やその後に活躍した画家たちの作品を交え、大正・昭和の乙女たちを魅了したイメージの秘密を探る。

※島根県立石見美術館は新型コロナウイルス感染症の影響を受け、4月11日〜4月24日まで臨時休館。これに伴い、本展の開催を延期。今後のスケジュールは、公式ウェブサイトにて案内。