EXHIBITIONS

ルート・ブリュック 蝶の軌跡

ルート・ブリュック ライオンに化けたロバ  1957 タピオ・ヴィルカラ ルート・ブリュック財団蔵 Tapio Wirkkala Rut Bryk Foundationʼs Collection / EMMA ‒ Espoo Museum of Modern Art ©KUVASTO, Helsinki & JASPAR, Tokyo, 2018 C2531

ルート・ブリュック 蝶 1957 タピオ・ヴィルカラ ルート・ブリュック財団蔵 Tapio Wirkkala Rut Bryk Foundationʼs Collection / EMMA ‒ Espoo Museum of Modern Art ©KUVASTO, Helsinki & JASPAR, Tokyo, 2018 C2531

ルート・ブリュック 母子 1950 タピオ・ヴィルカラ ルート・ブリュック財団蔵 Tapio Wirkkala Rut Bryk Foundationʼs Collection / EMMA ‒ Espoo Museum of Modern Art ©KUVASTO, Helsinki & JASPAR, Tokyo, 2018 C2531

ルート・ブリュック スイスタモ 1969 タピオ・ヴィルカラ ルート・ブリュック財団蔵 Tapio Wirkkala Rut Bryk Foundationʼs Collection / EMMA ‒ Espoo Museum of Modern Art ©KUVASTO, Helsinki & JASPAR, Tokyo, 2018 C2531

ルート・ブリュック ヴェネチアの宮殿:リアルト橋 1953 タピオ・ヴィルカラ ルート・ブリュック財団蔵 Tapio Wirkkala Rut Bryk Foundationʼs Collection / EMMA ‒ Espoo Museum of Modern Art ©KUVASTO, Helsinki & JASPAR, Tokyo, 2018 C2531

 フィンランドを代表する芸術家、ルート・ブリュック。名窯アラビアの専属アーティストとして長年にわたり活動し、20世紀半ばに世界を魅了した、北欧デザイン・工芸ブームの一翼を担った。

 当初、建築家になることを夢見たブリュックは、周囲の勧めにより美術工芸中央学校に進学しグラフィックアートを学んだ。卒業後は、テキスタイルデザイナーやイラストレーターとして活動。アラビア製陶所美術部門に招聘されたのは42年のことで、以降およそ50年にわたり同部門専属アーティストとして制作を続けた。

 初期の作品では、幼少期の思い出や日常の様々な光景を、ノスタルジックな描写や艶やかな釉薬で表現。次第に作品は幾何形体へと移行し、モチーフも自然などのより広大なものへ変化した。後期になると、タイルを集積させて大画面を構成するスタイルを確立し、市役所や銀行などの公共空間も彩った。

 本展は、陶器、テキスタイル、版画などおよそ200点の作品を通じて、ブリュックの創作の軌跡をたどる日本初の回顧展。工芸やデザインといったジャンルに縛られることなく、自由な発想と豊かな色彩感覚で独自の世界を生みだし続けたブリュックの、日々の暮らしへのあたたかな眼差しやダイナミックな作風の変遷を紹介する。

※新型コロナウイルス感染症の感染予防・拡大防止のため、本展の開催を延期。最新情報は公式ウェブサイトにて案内。