EXHIBITIONS
森山亜希「image」
人形をモチーフに絵画を制作してきたアーティスト・森山亜希の個展が開催される。
森山は1991年埼玉県生まれ。2018年に東京藝術大学美術学部絵画科油画専攻卒業、20年に同大学大学院美術研究油画技法材料研究室を修了。受賞歴に「シェル美術賞2016」入選、「第3回 CAF賞」山口裕美賞などがある。
森山が描くのは、私たちの生活に深く結びつく、雛人形やぬいぐるみ、こけし、五月人形、市松人形、フィギュアなど。そのなかでも、リカちゃんやバービー人形といった象徴的な女児向け玩具をモチーフとして選び、ジェンダーやそのほかの役割の押しつけをテーマとした「人間劇」を描いている。
ものでもあり人でもある人形が持つ二重性のぶつかり合いで引き起こされる歪を描写することで、「社会で可視化されていないやりとりを暴くことができるのではないだろうか」と考えている森山。ドールたちを描くことで、人間自身のアイデンティティ・意識・身体といった、人間存在のあり方への根源的な問題提起を行いたいとしている。
本展では、多くの世代が親しんできたリカちゃんやバービー人形などをモチーフに、人形によってもたらされる「イメージ」をテーマに描いた絵画作品を、新作・近作あわせて20余点を発表する。
森山は1991年埼玉県生まれ。2018年に東京藝術大学美術学部絵画科油画専攻卒業、20年に同大学大学院美術研究油画技法材料研究室を修了。受賞歴に「シェル美術賞2016」入選、「第3回 CAF賞」山口裕美賞などがある。
森山が描くのは、私たちの生活に深く結びつく、雛人形やぬいぐるみ、こけし、五月人形、市松人形、フィギュアなど。そのなかでも、リカちゃんやバービー人形といった象徴的な女児向け玩具をモチーフとして選び、ジェンダーやそのほかの役割の押しつけをテーマとした「人間劇」を描いている。
ものでもあり人でもある人形が持つ二重性のぶつかり合いで引き起こされる歪を描写することで、「社会で可視化されていないやりとりを暴くことができるのではないだろうか」と考えている森山。ドールたちを描くことで、人間自身のアイデンティティ・意識・身体といった、人間存在のあり方への根源的な問題提起を行いたいとしている。
本展では、多くの世代が親しんできたリカちゃんやバービー人形などをモチーフに、人形によってもたらされる「イメージ」をテーマに描いた絵画作品を、新作・近作あわせて20余点を発表する。