EXHIBITIONS

作元朋子「FORM FROM」

2020.04.03 - 04.25

作元朋子 Form191From17 2020 © Tomoko Sakumoto

 作元朋子は1978年岡山県生まれ。2000年岡山大学教育学部卒業、02年岡山県立大学大学院デザイン学研究科修了。用途を目的としない磁器による立体作品を制作している。

 陶芸の技術を用いて新しいかたち、美しい色彩を探求する作品は、ストライプ模様と優美なフォルムが特徴。完成までに、鋳込み用の石膏型の作成から、透光性のある磁器土と顔料を練り込んだ泥漿(でいしょう)の流し込み、その後、ストライプ模様に接着したパーツを1ヶ月ほどかけて乾燥させ、焼成と冷ましを経て仕上げとなる表面の磨き上げという、緻密な技術と膨大な時間をかける。

 このような制作工程のなかで模索を続け、シンプルな要素のみで構成しつつも、張り詰めた緊張感と美しさを持つ作品へと昇華させている。近年の個展に、 「FORM FROM」 (TEZUKAYAMA GALLERY、大阪、2016)、「FORM FROM」(奈義町現代美術館、岡山、2012)などがある。

 本展では、より複雑なフォルムを有した作品や、複数の独立した作品を組み合わせるように配置し、ストライプがつながっていく様子や空間全体での色彩バランスを意識した、ギャラリー空間と作品が共鳴し合う展示を構成。さらなる表現の深化を見せる。