EXHIBITIONS

熱い絵画 大橋コレクションに見る戦後日本美術の力

2020.04.18 - 07.05

桂ゆき 大きな木 1946 奈良県立美術館蔵

白髪一雄 貞宗 1961 京都工芸繊維大学美術工芸資料館蔵

津高和一 対話 1958 奈良県立美術館蔵

岩崎巴人 飛び越える馬 1960 奈良県立美術館蔵

 関西の企業家・化学者、大橋嘉一(1896~1978)のコレクションを一挙公開する展覧会が開催される。

 1950年代後半〜70年代初めにかけて、日本の現代美術を積極的に収集した大橋。いっぽう、53年に東京藝術大学へ寄附をして「大橋賞」(現在の「O氏記念賞奨学金」)を設置するなど、コレクターとしてもパトロンとしても日本の美術を支えた。

 大橋の没後、絵画や版画、彫刻などの約2000点にのぼるコレクションは、奈良県立美術館と国立国際美術館、そして母校・京都工芸繊維大学美術工芸資料館に収蔵。日本現代美術への眼力と愛情で築かれたプライベートコレクションの先駆的存在として評価されている。

 本展では、3館に分散した大橋コレクションから、戦後日本絵画の秀作90点が一堂に会する初の機会。第二次世界大戦終了後の荒廃と混乱のなかから再出発し、新しい表現を求める模索や実験がなされた、50~60年代の美術界の「熱さ」を感じられる内容となる。

 出品作家は、赤穴宏、磯辺行久、今井俊満、今中クミ子、岩崎巴人、上田臥牛、江見絹子、大野俶嵩、小野忠弘、小山田二郎、桂ゆき、川端実、菊畑茂久馬、工藤哲巳、草間彌生、久野真、下村良之介、白髪一雄、杉全直、須田剋太、田中田鶴子、津高和一、鶴岡政男、堂本尚郎、長崎莫人、難波田龍起、野村耕、古沢岩美、前田常作、水谷勇夫、宮脇愛子、元永定正、湯田寛。

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