EXHIBITIONS

Hikarie Contemporary Art Eye vol.14 小山登美夫監修

小笠原盛久展ー出会いのラプソディ "Rhapsody in the Air"

71歳。期待の新人、初個展。

小笠原盛久 カフェテリア 2018

小笠原盛久 ポルトガルの男 2017

小笠原盛久 花菖蒲白黒 2018

 日本の美術シーンを新しい視点で切り開く「ヒカリエコンテンポラリーアートアイシリーズ」の14回目では、71歳の新人画家・小笠原盛久の初個展を開催する。

 小笠原は1948年愛知県生まれ。画家への志を持ちながら、高校卒業後は岡崎市市役所に就職し、定年まで勤め上げた。65歳のとき、再び美術の世界に踏み込もうと名古屋芸術大学に入学。大学3年にはミラノに交換留学をし、19年に同大学大学院を修了した。

 若い同級生と肩を並べ、制作を続けている小笠原。本展ではそのモチベーションの源泉に迫る。今回の展覧会の企画にあたって、次のコメントが寄せられている。

「71歳での初めての個展。いろんな人や風景に出会い、絵を描くという原初的な気持ちを見極めたい。それが知りたくて、今回の展覧会を企画しました(小山登美夫、本展監修)」。

「小笠原さんはやばい絵を描く。誠実で謙虚で温厚な71歳のルーキーの作品は、優しく、かつ常軌を逸している。それを目の当たりにして興奮し、羨む作家は多分自分だけじゃないはず。ぜひ皆に確認してほしい(秋吉風人、本展企画協力)」。

※新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止のため、3月28日、29日は臨時休館。今後の状況によって内容を変更する場合あり。最新情報は公式ウェブサイトまで。