EXHIBITIONS
前川強
ドンゴロスは生かされている。 色と形と物質による純粋抽象表現で発言する。
前衛芸術グループ「具体美術協会」に参加し、現在に至るまで精力的に制作を続けている美術家・前川強の展覧会が開催されている。
前川は1936年大阪府生まれ。62年から「具体」の第二世代の中心として活動。麻袋の材料である目の荒い厚い布「ドンゴロス」に着目し、それらを裂いてひだをよせ画面に定着させた、絵画と立体造形の要素を併せ持つ表現を生み出した。
72年の具体の解散後も、一貫してマテリアルにこだわり、繊維の細かな柔らかい麻布や綿布といった様々な布を駆使した作品のほか、デザイナーでもある前川は、図形や色彩から造形の探求を行うデザイン性に優れた実験的作品も制作。また近年は再び「ドンゴロス」を用いて、素材の野性味と洗練された造形を融合させた新たな展開を見せている。
本展では、初公開の最新作をはじめ、2000年代以降に制作された近作を中心に、いまもなお精力的に制作を続ける作家の現在を紹介する。
※本展は2020年6月29日~7月3日に一部展示替えのため休館し、 7月4日より再オープン。延長期間は変更になる場合あり。最新情報は公式ウェブサイトまで。
前川は1936年大阪府生まれ。62年から「具体」の第二世代の中心として活動。麻袋の材料である目の荒い厚い布「ドンゴロス」に着目し、それらを裂いてひだをよせ画面に定着させた、絵画と立体造形の要素を併せ持つ表現を生み出した。
72年の具体の解散後も、一貫してマテリアルにこだわり、繊維の細かな柔らかい麻布や綿布といった様々な布を駆使した作品のほか、デザイナーでもある前川は、図形や色彩から造形の探求を行うデザイン性に優れた実験的作品も制作。また近年は再び「ドンゴロス」を用いて、素材の野性味と洗練された造形を融合させた新たな展開を見せている。
本展では、初公開の最新作をはじめ、2000年代以降に制作された近作を中心に、いまもなお精力的に制作を続ける作家の現在を紹介する。
※本展は2020年6月29日~7月3日に一部展示替えのため休館し、 7月4日より再オープン。延長期間は変更になる場合あり。最新情報は公式ウェブサイトまで。