EXHIBITIONS

Yoko × Yoko「Resurfacing a Dreamscape」

2020.03.08 - 03.30

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 東京・押上にあるオルタナティブスペース「あをば荘」にて、ヨーコ・アンドレンと入日洋子による2人展が開催されている。

 アンドレンと入日は、2014年にスウェーデン王立美術大学の在校生・留学生として出会い、入日の帰国後も互いの生活や制作・思考を報告し合って交流を続けてきた。

 アンドレンは日常で目に留まった風景をスマートフォンで撮影した写真作品や、日用品や既製品といったレディ・メイドを組み合わせたインスタレーション作品を発表。図像の関連性に着目しながら、視覚言語を詩的に変換・翻訳し、新たな風景をつくり出している。いっぽう入日は、幾何形体をベースとしたオブジェや、空想的な情景や静物をモチーフにしたドローイングや絵画を制作。またそれらを組み合わせたインスタレーションの発表も行い、いずれも平面領域の拡張や絵画の境界線への関心から探求を続けている。

 日本とスウェーデン、それぞれを拠点に活動を行うアンドレンと入日。本展のタイトル「Resurfacing a Dreamscape」は、互いの関心が重なる共通項から名づけられた。SNSやVRといった情報技術の発展によって現実と仮想現実の境界が曖昧となっているいま、本展では現実と空想にまつわる2人の作品を通して、夢の風景を塗り替える。(開場時間が変則のため、公式ウェブサイトを要確認)